忘れられない波
2009.07.04 Saturday
忘れられない波というのは誰にでもあると思いますが、その中でも非常に印象に残っているのがハンティントンでの波です。
ピアのライフガードタワーには毎日その日の波のサイズが黒板に書かれるのですが、あの日書かれたサイズは6〜8フィートになっていたのです。
わかり易く言うとダブルオーバーからトリプルオーバーの波です。
朝起きて、いつもの様にビーチに向かってみると様子が明らかに違っているのに気が付きました。
サーファーの顔も真剣で、いつものヘラヘラとした笑顔が無いのです。
海を見て納得したのですが、ゲッティングをするにもピアのノースサイドからしか出れていなかったからです。
サイズも、時たま来るセットに恐怖を感じるくらいで、どうしたものか迷いに迷いました。
当時私と修ちゃんとでハンティントンに住んでいましたので、二人で『どうする?』と相談した結果、1本でもいいから乗ってみようと決心して、ピアサイドのゲッティングの順番を待ったのでした。
私の2人前には当時バリバリだったプロのイアンケーンズが順番を待っていましたが、持っているボードも多少長めだった様に見えました。
私は5’9”のショート、修ちゃんも5’10”くらいのショートでした。
海からの音、砕け散る波で真っ白なインサイドエリア、ゲッティング出来るのはノースサイドのピアギリギリを全力でパドルしないとアウトに出れません。
バクバクする心臓を落ち着かせながら、順番を待ち、まるで川の流れの様に右から左への流れに負けない様、ピアにそってアウトに出るのです。
それまで地元四国でも大きな波で、しこたま巻かれた経験や、大きな波に入った経験が全て集約された一瞬だったと思います。
それと、当時はハンティントンで朝夕と毎日2ラウンドをこなしていたので、パドルにも多少なりとも自信があったのではないでしょうか。
セットの間隔を計りながら、いざパドルアウト、左へ流されたらおしまいで、もう一度やり直しをしなければなりません。
前の何人かも左へ流されて、私の後ろへとまわり再度ゲッティングのチャンスを待っているのですから。
走ってボードに飛び乗って、パドルを全力でするのですが、カレントの強さに加えて、ドルフィンもしっかりしないと、沖には出れません。
何本かの波をドルフィンして、ハァハァ呼吸を乱しながらなんとかアウトへ出れたのですが、それからが大変だったのです。
つづく。
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バクバクする心臓を落ち着かせながら、順番を待ち、まるで川の流れの様に右から左への流れに負けない様、ピアにそってアウトに出るのです。
それまで地元四国でも大きな波で、しこたま巻かれた経験や、大きな波に入った経験が全て集約された一瞬だったと思います。
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前の何人かも左へ流されて、私の後ろへとまわり再度ゲッティングのチャンスを待っているのですから。
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